2009年3月9日月曜日

【 下宿屋という近代 】 目次等



『 下宿屋という近代 Geshukuya, A Modern Age Tokyo 』

高橋幹夫 著  平成19(2007)年 住宅総合研究財団 発行


所蔵図書館
石川・大阪・香川・神奈川・千葉・東京・新潟・宮城・山梨・福岡・文京の各都府県区立
ベルリン国立 等

概要
明治、大正、昭和と、日本の近代化と共に、東京への流入人口の受け皿として機能、
同時代の、欧米由来の様式・工法による同潤会のアパートメント等とは異なる、
自然発生的な集合住宅であった下宿屋を、文献等に基づき詳述した。


目次

【 1章   下宿屋という近代 】
       下宿屋の始まり
       武家屋敷跡や寺の境内に建った下宿屋
       下宿屋という近代

【 2章   下宿屋の暮らし 
       書生と女中さん
       客室
       床の間
       調べ方
       朝食のしたくと火鉢の炭火つけ
       洗面
       新聞配り
       ふとんの上げ下ろしとそうじ
       上げ膳下げ膳
       賄い
       『天井の写るみそ汁』、替え歌、『ひつ換い』
       戦時下の賄いと『どんぶり飯』
       食材の仕入れ
       女中さんの呼び方、手を叩く、呼鈴を鳴らす
       下宿人の呼ばれ方、~番様
       来客の取次ぎ
       お茶、お菓子
       客膳、お酒
       お使い
       電話
       風呂
       下駄、靴の手入れ
       心付け
       洗濯
       貸本屋
       空き間あり
       引越し

【 3章 下宿屋と旅館の間 
       宿屋のおきて
       下宿屋と旅館の兼業
       旅館としての下宿屋
       下宿屋に泊まる

【 4章 下宿屋長者 
       下宿屋長者
       資産家の下宿屋、下宿屋の資産
       『下宿屋の株』
       区議会議員だった下宿屋
       下宿屋の名物恒例行事

【 5章 下宿屋のイメージ 
       現代の下宿屋-家庭的で人情がある
       明治・大正の下宿屋-非家庭的で人情がなく営利的
       自由だった下宿屋
       下宿人の堕落と近代都市

(以上)


関連書籍等

『貼雑年譜』156-157頁に乱歩経営下宿屋の広告・平面図。
『屋根裏の散歩者』は、下宿屋が舞台。


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